2012/12/21
トキの子供たちのライブ映像をときどき見ては、
あっという間に大きくなったな、とびっくりします。
トキは絶滅しそうだ、と子供のころに聞いたのが印象が強かったので、
トキの子供を自然に返す、というニュースを見るたびに、
大事に安全な施設で育てるのでは駄目なのかな、
大事にしなくて大丈夫かな、と思ってしまいます。
でも、91羽まで増えたっていうのは、
今まで保護とか繁殖にいろんな人が携わって来たからなのでしょうね。
実家の埼玉の山のほうで、子供のころには藪の中にキジが隠れていて
犬の散歩のときに発見したり、
朝、ケーンというキジの鳴き声を聞いたりしたのですが、
何年かして、藪が開拓さて、大きなスーパーができて、
近くの林も新興住宅になり、ほんの数年で
キジは見かけなくなってしまいました。
新しい住宅が増えたおかげでお店も増え、
生活はいろいろと楽になったと思います。
ですが、ふと、
もう一度キジが戻ってくるようにするにはどうしたらいいんだろうか
と考えてみると、たぶん、住宅とスーパーを
もとの更地に戻して木を植えても、キジは戻ってこないのだろうな、
と思い悲しくなります。
昔と同じ自然な藪に戻すには、壊すのにかかった時間の
何倍もの時間がかかるのでしょう。
トキが今、自然に帰っていっているのは、
壊れていく生態系を必死で繋ぎとめた人たちがいて、
その細かった糸を少しずつ太くしていったからなのだろうな、と思います。
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→新婦側 幼馴染の結婚披露宴で発表する祝辞の例文(手紙形式)