【例文】結婚式　友人代表スピーチ（新郎新婦は先輩と友人。二人のことをよく知る新婦側の友人の立場）

ただいまご紹介に預かりました高木です。前田先輩とみさこさんの晴れの門出に立ち会うことができ、大変嬉しく思っています。お二人の結婚を祝福して、一言、お祝いのメッセージを贈らせていただきます。

みさこさんと初めて出会ったのは高校1年生の入学式のときでした。席が前後だったということもあり思い切って私が話しかけて趣味が合い一気に仲良くなりました。
私にとって高校で1番最初にできた友達です。

その後、高校ならではのことをしようと空手部のマネージャーを選び、かっこいい先輩に恋をしたり汗臭い道着を洗ったり、夏合宿で肝試しをしたりドラマのような高校生活を送りましたね。たわいもない毎日でしたが、空手部を選んだことでできた先輩後輩、同級生との結びつきや皆とのたくさんの思い出など、蘇ってくるのは空手部のことばかりです。

そんなみさこさんから結婚の報告を聞いた時は、嬉しさもありましたがよかったと一安心しました。しかし結婚相手が前田先輩だと聞いた時には、何かのどっきりではないかとここ数年で一番驚かされ安心感が吹っ飛びました。実は今この場でも、どっきりなんじゃないかとまだ信じられていません。でも高校時代から良く知った２人なのでとても安心した気持ちでいます。

みさこさんと前田先輩と私が偶然にもショッピングセンターで出会い、3人でプチ同窓会を開いたあの時がきっかけで、こんな風になるなんて思ってもいませんでした。これは高校時代に培ってきた絆があったからこそだと思います。みさこさんと同じクラスになって一緒にマネージャーをしてきたから今日この場にいられるんだなと、改めて実感し嬉しく思っています。

そして、今日の結婚式。前田先輩の横に座った幸せそうなみさこさんを見ていますと、すごく安心しました。卒業してからはみんな進路が違って、全員で集まる機会がなかったのに、20年ぶりにこうしてまたみんなと話をすることができて、2人のおかげで幸せな時間を共有することができて懐かしく、とても嬉しい気持ちです。本当の仲間は、会わなくても、連絡しなくても、ずっと変わらない関係でいられるのだと感じることができました。

今日を機に、お二人は新しい一歩を踏み出したわけですが、日常生活を共有しがんばりすぎずゆっくりとした時間を過ごしていってください。山あり谷ありの結婚生活ですが、どんなときも二人で手を取り合って、夫婦の黒帯を目指してください。

結婚して、今までのように会うことはできなくなるかもしれないけれど、時間を作って夫婦同士で出かけることができれば良いなと思っています。先輩も後輩も集めて空手部の同窓会もやりたいね。洗濯物は洗わないけど二人のマネージャーになるから、嬉しいこと困ったこと、なんでも相談してください。

前田先輩。わかってくれていますよね、頼みますよ。

何より、二人がずっと仲良く暮らしていってくれることが私にとって一番嬉しいことです。

最後になりますが、お二人のご多幸と、そしてご両家の皆様のご発展をお祈り申し上げまして、お祝いの言葉といたします。結婚おめでとう。