【例文】結婚式　友人代表スピーチ（結婚式後、転勤で遠くにいってしまう新婦に贈る立場）

ただいまご紹介にあずかりました、長野です。このような場所に立たせていただき、少し緊張していますが、一言お祝いの言葉を贈らせていただきたいと思います。

友里、直樹くん、ご結婚おめでとうございます。ご両家、ご親族の皆様方におかれましても、心よりお慶び申し上げます。

さっきからいつもとは違う友里を見ていて、「ついに友里も結婚するのかあ」という実感が湧いてきました。学生時代からの付き合いなので、少し気恥ずかしいような不思議な気持ちです。

私たちが今みたいな、親友と呼べる関係になったのは大学二年のとき。私が当時入っていたバスケサークルに友里が入ってきたのがきっかけでした。

実は、友里とは高校も一緒で、三年のときのクラスまで一緒だったのですが、一度もしゃべったことはありませんでした。なので、友里がサークルに見学に来たとき、正直気まずいなあと思っていたんだけど、性格が似ているのか、雰囲気が似ているのか、とりあえず、お互い何かが似ていて、すぐに意気投合しました。

「こんなに仲良くなれるとは思わなかった」なんて言いながら、暇さえあれば二人でしゃべっていました。電車を何本も見送りながら話し込んだ結果、終電に乗れなかったっていうこともよくあったね。愚痴だったり、気になる男の子の話だったり、内容は本当にくだらないことだったけど、友里と話していると何の話をしていても楽しくて、ずっと笑っていた気がします。

社会人になった今、学生のときよりは会う時間が減って、不安になることもあったけど、家族よりもはるかに長い時間を過ごした友里とは、心で繋がっているっていう安心があります。

そんな私の相方でもある友里から直樹くんを紹介されたのは四年ほど前のことです。仲のよさが伝わってくる二人を見て、友里を取られちゃったという嫉妬も感じたのですが、大好きな友里に大切な人ができたことが本当に嬉しかったです。なので、二人が結婚するという報告を聞いたときは、やっとこのときがきたのかという喜びが込み上げてきました。

これから二人は、直樹くんの仕事の関係で半年ほどカリフォルニアに行くと伺っています。今までと違う環境で慣れないこともあるかもしれませんが、明るい二人のことだから、心配はしていません。きっとどんなことがあっても乗り越えられると思います。喧嘩せず、幸せな家庭を築いていってください。そして、二人でかけがえのない時間を過ごしてね。

友里とは、何年経っても今までみたいに、仲良くしていきたいと思っています。何か悩みがあったら、たくさん頼ってほしいし、気軽に連絡が取り合える、そんな関係でいましょう。これからは少し距離が遠くなるけど、いつも応援しているよ。帰ってきたら、いろんな話を聞かせてください。

二人が結婚することは、私にとって本当に嬉しいことで、それが今日、二人に一番伝えたかったことです。

友里、直樹くん、今日は本当におめでとう。